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テイカ、岡山工場内の電解液製造設備が完成

2017年3月8日

 化学薬品を製造するテイカ(大阪府大阪市)は6日、岡山工場内の電解液製造設備が完成したと発表した。

 近年、地球環境問題への関心から、再生可能エネルギーの拡大検討が進められているが、同エネルギーは安定した電力を得られないことから、経済産業省は大型蓄電池の活用を推進している。

 同社は、高純度合成技術を応用し、大型蓄電池に使用可能な安価かつ安全で安定した新規電解液の製造に一定の目途が立ったことから、電解液製造設備の建設を決定した。

 新規設備は経済産業省の「再生可能エネルギー余剰電力対策技術高度化事業費補助金」を受けて建設される。設備稼働後、2020年には数十億円の売上を見込んでいる。

■ 設備投資概要

所在地:岡山県岡山市東区西1072(岡山工場内)
総工費:約12億円
延床面積:約1,500㎡
構造:鉄骨ALC 4階建
設備名称:電解液製造設備
生産能力:大型蓄電池用の電解液 12,000㎥/年
竣工:2017年2月28日

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