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長岡火力発電所、長岡市の西部丘陵東地区に進出

2016年4月25日

 長岡火力発電所(東京都品川区)は新潟県長岡市の西部丘陵東地区産業ゾーンに進出し、新発電所を建設する。4月19日に、長岡市と立地協定式が行われた。

 同社は、電力インフラに特化した投資ファンドを運営するIDI インフラストラクチャーズ(大和証券系企業)が、同市での発電事業を目的に、2015年10月に設立された。

 今回、西部丘陵東地区が天然ガスパイプラインや特別高圧送電線に近接するなど、電力供給拠点に適した立地環境であることから進出を決定した。

 新設する発電施設は、越路地域に位置する国内最大級のガス田「南長岡ガス田」から産出される天然ガスを100%活用したガス火力発電所で、発電した電力は、特定規模電気事業者(新電力)大手のF‐Powerが全量買取り、同市をはじめ全国の需要家へ供給する。

 敷地面積は約17,000㎡で、発電規模は85,800kw(最大年間約20万世帯分の発電規模)、新規に約10名を雇用予定。ガスエンジン発電機11基は川崎重工業が設置する。

■ 新発電所概要

所在地:新潟県長岡市深沢町ほか地内(西部丘陵東地区産業ゾーン)
敷地面積:約17,000㎡
発電規模:85,800kw(最大年間約20万世帯分の発電規模)
設備:ガスエンジン発電機11基(川崎重工業が設置)
新規雇用予定:約10名
その他:長岡火力発電所で発電した電力は、F-Power(販売電力量は新電力業界第2位)が全量買い取り売電
   :使用するガスは、年間約 8,000 万㎥(長岡地域の都市ガス販売量の約8割に相当)を想定し、北陸ガスが全量供給する。
造成工事着工予定:2016年4月
造成工事完了予定:2017年3月
土地売買契約締結予定:2017年3月
発電所着工予定:2017年4月
発電事業開始予定:2018年7月

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