横浜冷凍、「幸手物流センター」が竣工
横浜冷凍(神奈川県横浜市)は16日、埼玉県幸手市の幸手中央地区産業団地に建設を進めていた「幸手物流センター」が完成し、15日に竣工式を行ったと発表した。
同センターが位置する埼玉県幸手地区は、首都圏の物流網を広域にカバーする圏央道の幸手インターチェンジに隣接し、東北道・関越道へのアクセスも良く、立地条件に恵まれた物流の要衝として期待されている。
同社はこの圏央道沿線に既に加須、加須第二、鶴ヶ島、伊勢原の4か所の物流センターを稼動させており、今後は幸手物流センターを含めた5施設を連携させ、最適な低温物流サービスを提供する。
設備面では、冷却方法は温度の変化が極めて少なく、貨物の品質維持に最適な自然対流方式(RD:リターンダクト)を導入。
電動式移動ラックは、「カーゴナビゲーションシステム」と連動させ、フォークリフトによる入出庫作業を円滑にし、庫内作業時間の短縮化を図る。また、施設屋上には発電能力615kWの太陽光発電パネルを設置し、環境にも配慮した構造となっている。
■ 物流施設概要
名称:幸手物流センター
所在地:埼玉県幸手市大字平須賀2480-12
構造:鉄筋コンクリート造3階建 一部鉄骨造
敷地面積:12,447㎡
延床面積:18,435㎡
冷蔵収容能力:F級 17,660t
:C&F級 2,519t
:C級 755t
:合計 20,934t
主な設備:自然対流方式(RD:リターンダクト)、電動式移動ラック、カーゴナビゲーションシステム、太陽光発電システム(615kW)、陽圧式低温プラットホーム、BEMS(Building EnergyManagement System)、全館LED照明
着工:2016年4月
竣工:2017年6月15日