UACJ、海外設備投資/米国ローガン工場に180億円
2016年11月30日
アルミニウム圧延メーカーのUACJ(東京都千代田区)は29日、米国子会社のTri-Arrows Aluminum Inc(以下:TAA)に対して約180億円を投じて生産設備を増強すると発表した。
北米の自動車用アルミニウム材市場は、地球温暖化防止に向けて、世界各地で自動車の燃費規制が強化され、自動車の軽量化を目的としたアルミニウムの需要が高まっている。TAAでは、市場の変化に対応し、2016年よりローガン工場で自動車用パネル母材の製造を開始した。
今回、TAAの生産能力増強とコスト低減による収益力の改善を図るため設備投資を決定した。
■ 設備投資概要
会社名:Tri-Arrows Aluminum Inc
所在地:米国ケンタッキー州ラッセルビル(ローガン工場敷地内)
投資額:約180億円(175百万ドル)
設備投資内容:鋳造ライン(屑原料用溶解設備)、冷間圧延機
生産能力:約40万トン/年(缶材、自動車用アルミニウム母材合計)
稼働開始予定:2018年7月(鋳造ライン)
:2019年4月(冷間圧延機)