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プライムポリマー、姉崎工場でガラス長繊維強化ポリプロピレンの設備増強

2018年5月25日

 三井化学は22日、出光興産との合弁会社であるプライムポリマー(東京都港区)がガラス長繊維強化ポリプロピレン「モストロン-L」の生産設備を新設すると発表した。

 「モストロン-L」は、プライムポリマーが開発した、繊維状のガラスとポリプロピレン樹脂を溶融・混練して得られる複合材料。軽量で、ガラス繊維が長いことによる剛性や耐衝撃性のバランスに優れていることに加え、外観性が良いことから、無塗装による自動車向けバックドアインナー等に採用されている。

 昨今の環境規制の強化やEV化の進展を背景に、更なる自動車の軽量化が求められている。金属の代替が可能な素材の一つとして、繊維強化樹脂の需要は増加が見込まれており、今回、「モストロン-L」の自社製造技術を確立し量産化を図る。

■ 設備投資概要

所在地:千葉県市原市姉崎海岸2番1号(姉崎工場)
生産品目:ガラス長繊維強化ポリプロピレン(GFPP)「モストロン-L」
生産能力:3,500トン/年
営業運転開始予定:2019年9月

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