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ウッドファースト、小松島市の製材工場竣工

2025年5月7日

ナイスは1日、連結子会社のウッドファースト(徳島県小松島市)敷地内に建設していた新工場が竣工したと発表した。

 新工場は構造用集成材の材料となる板材(ラミナ)を製造する施設で、製材棟と加工棟の2棟から構成されている。製材棟には最大径60cmの大径木にも対応可能な自動製材設備を導入し、全自動ループ機能を備えたツインバンドソーにより、無人で効率的な製材ラインを構築。全国でも有数の製材工場となっている。

 新工場の建設は、大倉工業との協定に基づくもので、新工場で製造されたラミナを大倉工業の新工場に供給し、同社が横架材を中心とした構造用集成材を製造する。ナイスが構造用集成材の流通を担うことで、供給体制の強化を図る。

 また、(一社)日本木造住宅産業協会の調査によると、木造軸組工法住宅における横架材での国産材使用割合が9.5%と低水準にとどまっていることから、ナイスは横架材分野での国産構造用集成材の提案強化を進め、国産材の利用拡大に貢献する。

■ 新工場概要

事業内容:構造用集成材の材料となる板材(ラミナ)を製造
竣工式:2025年4月24日

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