ツムラ、茨城工場の新棟着工/415億円投資
2025年7月18日
ツムラは15日、茨城工場で新棟建設工事の起工式を行ったと発表した。
新棟は、医療用漢方製剤の需要増加に対応するための造粒包装棟で、漢方エキス顆粒などの中間製品と最終製品を生産する施設。設備には包装資材の自動供給装置や自動部品洗浄装置を導入し、省人化と労働生産性の向上を図る。また、建物を免震構造とすることで、大地震発生時の被害軽減と迅速な稼働再開を可能にする。
同社は第2期中期経営計画のもと、生産数量確保と品質向上を目的に、グローバルレギュレーション対応と人と環境に配慮した製造体制の整備を進めており、今回の設備投資はその一環となる。
■ 新工場概要
名称:(株)ツムラ茨城工場 造粒包装棟
所在地:茨城県稲敷郡阿見町吉原3586
建設費用:約415億円
建築面積:5,582.18㎡
延床面積:16,405.93㎡
建物構造:鉄骨造(地上4階建て)
機能:漢方エキス顆粒、最終製品(分包品)の生産
生産工程:篩過・秤量工程⇒混合・造粒工程⇒包装・表示工程
特徴:資材の自動供給、自動部品洗浄装置を新たに導入し省人化を達成
生産能力:顆粒 約4,400t
:製品 約8,430千箱/年
建設・施工会社:建築・UTT/鹿島建設(株)
:生産設備/東レエンジニアリング(株)
工期:自2025年7月1日 至2027年8月31日
竣工予定:2028年第一四半期
本稼働開始予定:2028年