三菱電機、香川県丸亀市に新工場棟建設
2025年8月12日
三菱電機は7日、キュービクル形ガス絶縁開閉装置(C-GIS)の生産体制強化のため、香川県丸亀市の受配電システム製作所に新工場棟を建設すると発表した。
新工場棟は2026年6月に竣工し、同年10月から稼働予定で、2027年度までにC-GISの年間生産台数を従来比2倍とする。複数エリアに分散していた生産・試験ラインを集約し、生産工程を効率化するほか、自動化ライン導入により絶縁ガス充填時間を約40%削減する。さらに洋上風力発電向けC-GISの生産拡大も進め、環境負荷の低い自然系ガスを用いたドライエア絶縁方式の開発を推進し、欧州や北米など環境規制が進む地域での需要拡大に対応する。
■ 新工場概要
所在地:香川県丸亀市蓬莱町8番地
投資金額:約28億円
建築面積:約6,299㎡
延床面積:約6,885㎡
構造:鉄骨(S)造、2階建て
主な生産品目:7.2~84k VC-GIS、洋上風力向けC-GIS
その他取り組み:洋上風力向けC-GISのドライエア絶縁方式の新機種開発
環境・省エネ対策
・太陽光発電装置
・高効率機器(LED照明、パッケージエアコン、熱交換形換気機器)
・断熱屋根・外壁、Low-E複層ガラス
・電力監視装置
・屋上緑化
竣工予定:2026年6月
稼働開始:2026年10月