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東邦酒田水素、山形県酒田市で水素の生産能力増強

2025年8月8日

東邦アセチレンは4日、子会社の東邦酒田水素が水素発生装置を導入し、水素製造設備の生産能力を増強したと発表した。

 同社は半導体やエレクトロニクス分野などで高まる水素需要に対応し、安定供給体制を確立するため、生産能力の向上を進めてきた。今回の設備投資により、水素の安定供給体制を構築して需要増に対応する。

 水素は脱炭素社会の実現に向けた重要なエネルギーとして注目されており、今後も発電用やモビリティ関連、産業用などさまざまな用途での需要拡大が見込まれている。同社は水素製造設備の強化を通じて水素事業の拡大と収益力の向上を目指している。

■ 設備投資概要

設置場所:山形県酒田市(東邦酒田水素(株))
投資金額:約10億円
発生方式:都市ガス水蒸気改質法
設備能力:300Nm3/h×2基

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