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日清食品、滋賀県栗東市に「関西工場」建設/投資額575億円

2016年12月8日

 日清食品(大阪府大阪市)は7日、滋賀県栗東市に関西工場 (仮称) を建設すると発表した。

 現在稼働している栗東市の滋賀工場は、西日本の主要生産拠点として1973年9月から操業しており、高効率の設備の導入や今後の拡張性が課題となっていた。

 今回建設する関西工場では、自社研究所「the WAVE」の独自開発による最新鋭設備の導入とIoT技術の活用により自動化と効率化を進めることで、さらなる製品の安全性とコスト競争力の向上を実現する。また、50%以上の省人化などにより、新工場建設に伴う減価償却費増を上回るコスト削減を目指す。

 新工場は、「次世代型スマートファクトリー」として、リアルタイムな工場の見える化を進め、人とシステムと設備の融合を推進し、最大のコスト効率を図る。また、作業からCreativeな付加価値の高い仕事に転換し労働生産性を高めるほか、エネルギーの効率的利用により環境負荷を軽減する。

 建設地は現滋賀工場から北に約350m離れた場所に位置しており、同社所有の土地に建設する計画。

■ 新工場概要

名称:日清食品(株) 関西工場 (仮称)
所在地:滋賀県栗東市下鈎333
投資額:575億円 (第3期工事完了時)
敷地面積:99,865㎡
延床面積:113,368㎡
生産品種:カップ麺、袋麺
生産能力:315万食/日 (第3期操業開始後)
着工予定:2017年5月
完成予定:2019年12月(第3期)
稼働開始予定:2018年8月(第1期)
      :2019年12月(第3期)

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