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ダイフク、滋賀事業所に新工場2棟建設

2024年4月15日

ダイフクは12日、マザー工場である滋賀事業所(蒲生郡日野町)で新工場「G棟」「M棟」の起工式を行ったと発表した。

 近年、eコマースや半導体関連を中心に設備投資が旺盛で、そうした需要に対応するため同事業所での生産量が増加し、それに伴い部品や製品を保管するための外部倉庫が増加したことで物流効率の低下などが課題となっていた。

 そこで同社では2028年までを目処に約330億円を投じ、同事業所の生産能力を1.4倍に拡大させるとともに、事業所内への外部倉庫の取り込みによる物流の効率化や、老朽化した設備の改修によるBCP対応などを進めていく。

 G棟はクリーンルームを備え、これまで分散していた半導体・液晶生産ライン向けの保管・搬送システムの開発や製造機能を集約する。M棟は一般製造業・流通業向けのアフターサービス用の保守部品を管理するパーツセンターと、無人搬送車の製造やコンベヤシステムの組み立てなどの機能も備える。

 また同社グループでは生産拠点で再生可能エネルギーの導入に取り組んでおり、両棟には太陽光発電システムを設置し、事業所内で使用する電力の一部をまかなう計画。

 同社は1970年に敷地面積120万㎡の用地を取得し造成を進めてきた。同事業所では、2006年に一般製造業・流通業向けシステムを取り扱うK棟・L棟が完成して以来、18年ぶりとなる大規模な開発となる。

■ 新工場概要

所在地:滋賀県蒲生郡日野町中在寺1225(滋賀事業所)

【G棟】
建築面積:1万9,600m2
延べ床面積:2万1,300m2(工場:1万7,800m2、事務所:3,500m2)
主な機能:半導体・液晶生産ライン向けの保管・搬送システムの開発や製造
環境対応:太陽光発電システム
着工時期:2024年4月
完成予定:2025年中

【M棟】
建築面積:1万7,200m2
延べ床面積:1万9,900m2(工場:1万6,500m2、事務所・食堂:3,400m2)
主な機能:一般製造業・流通業向けのアフターサービス用の保守部品を管理するパーツセンター、無人搬送車の製造やコンベヤシステムの組み立て
環境対応:太陽光発電システム
着工時期:2024年4月
完成予定:2025年5月

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