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信越化学工業、180億円設備投資/光ファイバー用プリフォームの増産 

2017年10月10日

 信越化学工業(東京都千代田区)は6日、総額180億円を投じて国内外の光ファイバー用インゴット(以下:プリフォーム)の生産能力を増強すると発表した。

 現在、信越化学では、鹿島工場(茨城県神栖市)、中国子会社の信越(江蘇)光棒有限公司、長飛信越(湖北)光棒有限公司の3拠点でプリフォームを生産している。

 これら合弁相手の3社はいずれも光ファイバーのメーカーであり、今回の設備投資で合弁会社2社のそれぞれの生産能力を倍増し、3社の光ファイバー需要の増加に対応する。両社の増強はともに2019年前半の完成を目指す。

 合わせて、鹿島工場にてプリフォームの工場棟を増設し、将来の需要増に備える。増設工事は2018年後半の完成を目指す。

 世界の光ファイバーの需要は2017年上期に前年同期比で10%以上の伸びを示している。今後も5G、IoT、FTTH、AIなどの需要に支えられ、光ファイバーは更なる成長が期待される。信越化学はこれらの需要に対応するため、プリフォーム事業の拡大に注力するとしている。

■ 設備投資概要

投資額:180億円
生産品目:光ファイバー用インゴット「プリフォーム」

◇ 鹿島工場
所在地:茨城県神栖市東和田1
完成予定:2018年後半

◇ 信越(江蘇)光棒有限公司
所在地:中国・江蘇省江陰市
完成予定:2019年前半

◇ 長飛信越(湖北)光棒有限公司
所在地:中国・湖北省潜江市
完成予定:2019年前半

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