王子ネピア、江戸川工場と苫小牧工場を閉鎖
2025年9月10日
王子ホールディングスは4日、グループの王子ネピアの江戸川工場と苫小牧工場を閉鎖すると発表した。
王子ネピアは苫小牧、江戸川、名古屋、徳島の4工場で家庭紙を生産しているが、競争力強化を目的に江戸川工場を2025年8月、苫小牧工場を2026年3月に停止し閉鎖する。生産は名古屋工場と徳島工場などに集約し、安定供給を継続する。また、対象工場の従業員は王子グループ内の他事業所へ配置転換し雇用を維持する。
今回の生産体制再構築は、同社が2025年5月に公表した「中期経営計画2027」で掲げる資本効率改善と事業ポートフォリオ転換に基づくものであり、既存事業の収益力強化と低収益事業の構造改革を通じた企業価値向上の一環だとしている。
■ 閉鎖工場概要
◇ 江戸川工場
所在地:東京都江戸川区東篠崎2-3-2(王子マテリア江戸川工場内)
閉鎖:2025年8月
◇ 苫小牧工場
所在地:苫小牧市勇払143
閉鎖予定:2026年3月