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旭化成、静岡県富士市の工場に160億円投資

2025年8月26日

旭化成は22日、感光性絶縁材料「パイメル」の需要拡大に対応するため、生産能力を増強すると発表した。

 計画では静岡県富士市の既存工場に約160億円を投資する。稼働開始は2028年度上期を予定しており、2030年の生産量は2024年度比2倍となる。

 感光性絶縁材料を含むエレクトロニクス事業は同社の重点成長分野と位置づけられており、特に生成AIをはじめとする先端半導体向け層間絶縁膜市場が年平均8%で成長していることから、安定供給体制を構築する。

 同社は2024年12月にも富士市で新工場を竣工しており、今回の追加投資によりさらなる供給力強化を進めていく。

■ 設備投資概要

立地:静岡県富士市(既存工場敷地内)
投資額:約160億円
生産品目:感光性絶縁材料「パイメル」
生産量:詳細非開示(2024年度比で2030年時点は2倍となる予定)
商業運転開始予定:2028年度上期

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