今仙電機製作所は14日、米国子会社Imasen Bucyrus Technology Inc.（IB-TECH）の工場を拡張すると発表した。

　同社は中期経営計画で「北米と中国再編による収益強化」を掲げており、これまでにIB-TECHのテネシー工場での生産を終了し、オハイオ工場への生産移管と自動組立ラインを導入している。

　今回の工場拡張では、オハイオ工場の建屋を拡張し、外部倉庫に依存していた倉庫機能を取り込むとともに、構内物流の合理化と導線の短縮を図ることで、収益体質と競争力の強化を目指す。

　加えて、関税政策をはじめとした外部環境の変化にも対応するため、地産地消を推進し、将来的な受注拡大にも対応する計画。北米事業については、今後も積極的な設備投資を行い、さらなる事業成長を図る。