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不二サッシ、川崎市に本社社屋建設

2025年5月21日

不二サッシは14日、神奈川県川崎市に計画していた本社社屋の建設に着手すると発表した。

 同社は2000年に川崎市の本社工場閉鎖に伴い、本社機能の一部を担っていた自社ビルも閉鎖し、以降は賃貸オフィスでの企業活動を継続していたが、これまで同社グループの生産工場として利用してきた溝の口工場跡地に新社屋を建設する。

 新社屋には東京本部と東京都内に点在するグループ会社を移転集約し、事業連携と業務効率化を図る。新社屋は若手従業員の提案を取り入れたショールーム併設型で、自由な人の往来を可能にするオフィス環境を備える。屋上には太陽光発電パネルを設置し、外装には再生アルミ100%の「ReサッシR100」を使用するなど、CO2削減にも取り組む。また、災害時の地域貢献として、防災倉庫の開放や太陽光発電による電力分配も行う計画。

 現在、同社の活動拠点は全て賃貸オフィスであり、多額の賃借料が発生しているため、新社屋への集約により経費削減を図り、財務面での収益改善を目指す。

■ 新社屋概要

所在地:神奈川県川崎市高津区坂戸1-13-1
投資額:約60億円
敷地面積:4,394m²
建築面積:1,540m²
延床面積:7,617m²
構造:S造 地上5階
建物用途:事務所
着工:2025年7月
竣工予定:2026年7月

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