工場・物流施設を中心とした設備投資情報を配信

デサントアパレル、岩手県奥州市の新工場稼働

2025年7月4日

デサントは7月1日、子会社デサントアパレルの水沢工場(岩手県奥州市)の建て替えが完了し、新工場の稼働を開始したと発表した。

 新工場はデサントの代表商品「水沢ダウン」の生産拠点で旧工場と同敷地内に建設。自社3工場のマザーファクトリーとしてモノづくりの中核を担う。既存工場の老朽化に加え、生産効率の向上、トレーサビリティの強化、従業員満足度の向上を目指す。

 水沢工場は1970年に操業を開始し、野球のユニフォームやスキーウェア、JRAの騎手用防護ベストなど高機能で複雑な構造の商品を生産してきた。特にスキーウェアは多くのパーツと複雑な仕様が求められる難易度の高い商品で、高度な縫製技術と独創的なアイデアの蓄積により「水沢ダウン」が誕生した。

■ 新工場概要

所在地:岩手県奥州市胆沢小山字北蛸の手10(旧工場と同敷地内)
投資額:約30億円
敷地面積:29,012.98㎡
工場面積:5,098.87㎡(鉄骨造1階建て)
事業内容:「水沢ダウン」を中心としたスポーツ用品の製造
建て替え理由:既存工場の老朽化、生産効率の向上、トレーサビリティの強化や従業員満足度の向上
竣工:2025年7月
稼働開始:2025年7月1日

このエントリーをはてなブックマークに追加