工場・物流施設を中心とした設備投資情報を配信

味の素、三重の「ほんだし」新工場が竣工

2020年8月31日

 味の素は27日、味の素食品(株)の三重工場敷地内に建設を進めていた新工場が竣工したと発表した。

 同社は、昨年4月に国内調味料・加工食品を生産する味の素食品(株)を設立し、国内工場の集約を進めている。新工場はこの計画の中で最初に竣工する工場であり、包装を行っていた関西工場の機能を同工場に移管・集約し、「ほんだし」の製造・包装一貫生産を行う。また、この工場では「グリナ」、「アミノエール」等成長領域であるサプリメントも生産する。

 新工場は、ICT・自動化先端技術の導入により、2020年度中に労働生産性を現行の約2倍に高め、世界トップレベルの生産を目指す。また、顧客ニーズの変化に柔軟に対応するため、品種切り替え性に優れたプロセスを設計しフレキシブルな生産を実現する。

 更に最先端の省エネ技術等の導入により、フードロス削減、排出CO2極小化等、環境負荷を低減する。加えて、体験型コンテンツ等を通じた見学コースの充実を図り、直接コミュニケーションの強化に繋げる。

■ 新工場概要

所在地:三重県四日市市大字日永1730番地(味の素(株)東海事業所内)
投資額:約150億円
延床面積:16,697㎡
構造:鉄骨造 地上4階建て
生産品目:「ほんだし」「お塩控えめの・ほんだし」「ほんだし かつおとこんぶのあわせだし」「ほんだし 焼きあごだし」「ほんだし いりこだし」「ほんだし こんぶだし」「毎日カルシウム・ほんだし」「味の素」(包装のみ)「グリナ」「アミノエール」
従業員数:138名(2020年7月1日現在)
着工:2017年11月
本稼働予定:2020年10月

このエントリーをはてなブックマークに追加