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南海プライウッド、インドネシアで新工場稼働

2025年10月9日

南海プライウッドは8日、連結子会社のPT.NANKAI INDONESIAが第3工場を新設し、生産を開始したと発表した。

 NANKAI INDONESIAはこれまで、主に第2工場となるルマジャン工場で生産していたが、2021年12月に発生したスメル山の噴火による工場被災をきっかけに集成材生産能力の回復と同社グループの成長に向けた更なる増産、新たな販売用資材(特殊加工を施し強度を向上させたファルカタ材合板やLVLなど)の生産を目的としてジュンベル県に新工場を設立した。

 ジュンベル県はルマジャン県と同様にファルカタの一大産地であり、原材料入手に地理的なメリットがある他、東西を結ぶ国道に面していることから運送面でも有利な場所となる。現時点では、集成材の製造ラインのみの稼働であり、体制が整い次第順次新たな販売用資材の生産も開始する。

 今後、1年間の目標として集成材については月間最大約2,000㎥の生産能力の強化を、合板・LVLについては月間1,000㎥の生産を見込んでいる。

■ 新工場概要

所在地:Dusun Garahan Jati RT.02 RW.04 Desa Garahan Kecamatan Silo-Kabupaten Jember Jawa timur Indonesia
生産品目:ベアコア(ファルカタ集成材)、合板、LVL
敷地面積:約60,000㎡
延床面積:工場棟 約7,000㎡
    :倉庫棟 約800㎡
    :事務所 約400㎡
従業員数:2025年10月1日 時点151名 (フル稼働時:約400名程度を予定)
生産開始:2025年10月1日

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