石油資源開発、北海道事業所の蓄電所着工
2025年10月10日
石油資源開発は6日、北海道事業所で系統用蓄電池設備「JAPEX苫小牧蓄電所」を着工したと発表した。
同社は、再生可能エネルギーの導入拡大に伴う出力変動を補完し、電力系統の安定化に貢献するため、蓄電所の建設を決定した。今回の設備は同社初の特別高圧蓄電所で、2024年8月に営業運転を開始した「JAPEX美浜蓄電所」(千葉市)に続く2カ所目の蓄電所となる。営業運転開始は2027年秋頃を予定している。
新蓄電所は資源エネルギー庁の「再生可能エネルギー導入拡大・系統用蓄電池等電力貯蔵システム導入支援事業費補助金」に採択され、導入経費の一部に補助を受けている。同事業を通じて得た知見を活かし、蓄電池事業を拡大しつつ、電力の安定供給と収益機会の拡大を図り、総合エネルギー企業としての成長を進める。
■ 発電所概要
名称:JAPEX苫小牧蓄電所
所在地:北海道苫小牧市字沼ノ端(北海道事業所構内)
設備規模:出力 20MW、合計容量 106MWh
電池種別:リチウムイオン電池
EPC:京セラコミュニケーションシステム(株)
着工:2025年10月
営業運転開始予定:2027年秋頃