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エフピコ、新工場と新配送センター建設

2026年5月7日

エフピコは4月30日、新素材「超高剛性2軸延伸ポリプロピレンシート(OPTENA)」を量産するため、新工場と配送センターを建設すると発表した。

 同社は2024年4月にOPTENAと積層OPPプレート(FORTENA)の開発成功を公表した。耐熱性や耐寒性などの物性を背景に、食品容器に加え土木建設資材、住設、装置産業部材、太陽電池、モビリティなど非食品分野への展開を見込む。市場拡大に対応するため、量産体制の構築が必要と判断した。

 新工場には新OPPシート製造装置と、同素材を用いた食品容器の成形機を導入する。2029年前半の商業生産開始を目指す。新工場で生産した新OPPシートの一部はFORTENAの原料に充てる。茨城県古河市での工場用地取得を2026年3月に決定しており、新工場の商業生産開始後に古河工場(仮称)で積層OPPプレートを生産する予定。

 物流面では、環境配慮型製品の需要増に伴う首都圏の物流量増大を見込み、新工場に既存製品の配送センターを併設する。現物流拠点の在庫と配送エリアの一部を移管し、関東ハブセンター、八王子配送センター、坂東配送センター(仮称)の3拠点で首都圏をカバーする物流網を構築する。物流能力と緊急時のバックアップ機能を強化し、安定供給体制を高める。

■ 新工場概要

名称:(株)エフピコ 坂東工場・配送センター(仮称)
所在地:茨城県坂東市緑の里地内 坂東インター工業団地
投資総額:約580億円(概算)※内訳:生産工場 約410億円 配送センター 約170億円
資金計画:自己資金及び借入金
敷地面積:51,819.61m²
延床面積:83,103.51m²
構造:鉄骨造 地上4階建て
取締役会決議日:2026年4月30日
着工予定:2026年5月
竣工予定:2028年9月
商業生産開始予定:2029年前半

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