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プロロジス、千葉のプロロジスパーク市川3が着工

2016年8月29日

 プロロジス(東京都千代田区)は25日、千葉県市川市の開発地において、マルチテナント型物流施設「プロロジスパーク市川3」の起工式を行ったと発表した。

 総床面積の約50%については、既に大手物流企業と賃貸借契約を締結している。

 開発地は、東京都心部から20km圏内、千葉県市川市の湾岸エリアに位置している。首都高速湾岸線「千鳥町IC」に至近(約5分)の好立地で、東京都心部へのアクセスに優れ、高速道路を利用した広域配送にも適している。

 このため、周辺にはeコマースや通販企業を中心に、アパレルや日用雑貨を取り扱う物流施設が多数集積。2017年度内には東京外かく環状道路「高谷IC(仮称)」の開通が予定されており、首都圏全域へのさらなるアクセス向上が見込まれている。

 また、JR京葉線「市川塩浜」駅から徒歩圏内(約10分)と通勤至便な立地は、豊富な周辺人口とともに、入居企業の雇用確保において大きな強みとなることが期待されている。市川エリアにおいて「プロロジスパーク市川3」は、常時安定した稼働率を誇る「プロロジスパーク市川1」「プロロジスパーク市川2」に続く、同社3棟目のマルチテナント型施設となる。

 施設は、約26,500㎡の敷地に、延べ床面積約64,400㎡の4階建てマルチテナント型施設として開発。各階に40フィートコンテナトレーラーが直接乗り入れることができるランプウェイを備え、各階約12,5000㎡でのワンフロアオペレーションが可能。また、24時間365日の操業を想定し、常時有人警備を実施する。

 入居企業の事業継続性にも配慮し、緊急地震速報システムや衛星電話の導入に加え、非常用電源の確保を予定。庫内を含め施設全体にLED照明を採用するとともに、屋上には1.1メガワットの太陽光発電を設置するなど環境負荷軽減にも取り組む。

 館内には無線LANや有線放送(BGM)を導入したラウンジ、喫煙所などの設置を計画中で、入居企業への「働きやすい環境」の提供を目指す。

■ 物流施設概要

名称:プロロジスパーク市川3
所在地:千葉県市川市塩浜
敷地面積:約26,457m²(約8,000坪)
延床面積:約64,406m²(約19,480坪)
構造:鉄骨造、地上4階建
着工:2016年8月
竣工予定:2017年12月

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