グローバル・ロジスティック・プロパティーズ（東京都港区）は3日、埼玉県日高市に建設を進めてきた「GLP狭山日高II」の竣工式を行ったと発表した。

　場所は、圏央道と国道16号の結節点に立地。圏央道「狭山日高IC」からは約3.4kmと至近で、東名・中央道・関越道・東北道・常磐道へ接続することにより中部以西および東北までのアクセスが可能。「GLP狭山日高II」北側方向にはURこま川団地、東急こま川団地があり、労働力確保の点からも優良な立地となっている。

　施設は、地上5階建て、延床面積85,747㎡規模のマルチテナント型の先進的物流施設。シングル・ランプウェイ、PC免震構造及び全館LED照明を採用。トラックバース数は、10t車で76台、4t車で110台。

　事業継続性（BCP）対策として、大地震でも建物の安全性を確保する免震構造の採用や、停電時でも、防災センター、事務所エリアの照明・コンセント、荷物用エレベーターの利用を可能にし、全館セキュリティー機能を確保するバックアップ電源設備の採用した。さらに、井水設備の採用により、断水・停電時においてもトイレの利用が可能となっている。

　環境面では、全館LED照明を設置し、CO²排出量および消費電力約50%削減（一般蛍光灯比）した。冷暖房効率の向上のため、外壁に断熱性の高いサンドイッチパネルを使用。免震構造とプレキャストコンクリートの採用により、建設工事の合理化と長寿命化が可能となり、ライフサイクルCO²を約12%削減する。