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ジャパンディスプレイ、鳥取工場で液晶パネルの生産能力増強/65億円を投資

2017年3月21日

 ジャパンディスプレイ(東京都港区)は17日、鳥取工場で液晶パネルの生産能力増強と先進的液晶モジュールの試作・開発を目的とした自動組み立てラインの設置を決定したと発表した。

 投資額は約65億円。県外拠点からの移転者を含め、約20名を雇用する。液晶パネルの増強設備は2017年11月の稼働、自動組み立てラインは2018年4月の稼働を予定している。今回の投資により、車載部門は2021年度に2016年度の約3倍となる売り上げを目指す。

 世界的な自動車台数の伸びに加え、自動運転や電気自動車の普及拡大による自動車1台あたりディスプレイ搭載数の増加に伴い、自動車用(車載)ディスプレイの市場は年率約10%の高い成長率を維持すると見込まれている。

 今回、需要増に対応するため、車載用液晶ディスプレイ最大の生産拠点である鳥取工場の液晶パネル生産能力を12%拡充する。また、液晶パネル生産拠点内に液晶モジュールの自動組み立てラインを設けることで、新製品開発の効率化を図る。

■ 設備投資概要

所在地:鳥取県鳥取市南吉方三丁目117-2(鳥取工場内)
投資額:約65億円
雇用計画:約20名(県外拠点からの移転者を含む)
生産能力:12%増(液晶パネル)
稼働予定:2017年11月(液晶パネルの増強設備)
    :2018年4月(自動組み立てライン)

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