極東開発工業は21日、福岡県飯塚市の福岡工場で生産能力増強を目的に建設していた新工場棟（第二組立工場）と新事務所が竣工したと発表した。

　新工場棟は、堅調な大型リヤダンプトラックとダンプトレーラの需要に対応するため、生産能力を現状比で約30％増強を目指して、作業エリアの拡張を図ったほか、福岡工場全体でもレイアウトや動線の見直しを行ったことにより作業効率が大幅に向上した。同工場では、グループ会社である日本トレクス（株）のウイングボデー車・バンボデー車の生産も行っている。

　また、事務所も建替えを行い、従業員の業務環境の向上を図ったほか、今回の設備投資全体を通じBCP対策と近隣への環境にも配慮している。さらに新工場棟と新事務所それぞれの屋根上に同社の生産工場として初めて太陽光パネルを設置し、クリーンエネルギーの利用によるCO2排出量の削減をはじめとした環境への対応を実現した。