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ライオン、バングラデシュに新工場建設

2023年11月6日

ライオンは10月30日、バングラデシュの連結子会社であるLion Kallol Limited(以下:ライオンカロール)が新工場を建設すると発表した。

 ライオングループは、既存進出国・地域における事業の強化を進めるとともに、新たな国・地域への参入を図り、アジアでのプレゼンス拡大を目指している。
2022年6月にはバングラデシュで事業を展開するKallol Limited(以下:カロール社)との間で合弁会社ライオンカロールを設立し、営業を開始している。
また、2023年3月にはライオンカロールの将来的な事業拡大に向けた生産基盤を確立するため、バングラデシュ経済特区(Bangladesh Special Economic Zone)内での工場建設を想定した土地使用権購入等を目的とする増資を行った。

 今回、同経済特区内での新工場建設計画が纏まったことから、建設費用や当面の運転資金の充当を目的としてライオンカロールが増資を実行し、ライオンが出資比率に応じた金額を引き受ける。

 新工場建設により、安定的供給体制を確立し、製品提案力を高める。増資の結果、ライオンカロールの資本金の額がライオンの資本金の額の10%以上に相当するため、ライオンカロールはライオンの特定子会社に該当する予定。

■ 新工場概要

建設予定地:Sonpara,Panchrukhi Via Rupganj,Araihazar-1460,Bangladesh
投資規模:1,800百万バングラデシュタカ(約24億4800万円)
敷地面積:33,793㎡
主要生産品:台所用洗剤、オーラルケア製品等
着工予定:2024年5月
稼働開始予定:2025年末

【増資概要】
増資金額:2,504百万バングラデシュタカ(約34億500万円)
増資後資本金:3,074百万バングラデシュタカ(約41億8000万円)
払込日:初回 2023年12月 800百万バングラデシュタカ(約10億8800万円)(予定)
   :以降、2025年12月頃にかけて計4回の払込みを予定
増資後出資比率:ライオン75.0%、カロール社25.0%

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