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三菱ガス化学、新潟工場で自動車向け塗料の原料を増産

2016年4月27日

 三菱ガス化学(東京都千代田区)は25日、新潟工場で、自動車向けトップコート塗料の原料等として使用されるメタクリル酸グリシジル(GMA)の生産能力を増強すると発表した。

 主用途である自動車向けトップコートには、主にアクリル-メラミン系塗料が使われていたが、1990年代以降、耐酸性雨性や耐擦り傷性を有する塗料として、GMAを原料に使用する酸-エポキシ系塗料の採用が拡大した。

 同社は、1979年以降、新潟工場においてGMAの事業を拡大させてきたが、同製品の用途は自動車向け塗料だけでなく、エンプラ改質剤、接着剤、その他塗料などにも利用され、高く評価されている。今回、生産能力を増強することにより、今後増加が見込まれる需要に対応する。

■ 設備増強概要

所在地:新潟県新潟市北区松浜町3500(新潟工場)
主な生産品目:メタクリル酸グリシジル
生産能力:3,400T/Y→6,800T/Y
着工予定:2017年1月
完工予定:2017年9月

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