大塚製薬は9日、米国子会社のファーマバイトがオハイオ州ニューオールバニーにグミタイプのサプリメント専用工場を新設し、開設式を行ったと発表した。

　米国における2024年のグミタイプサプリメントの市場規模は2019年比で2倍近く拡大しており、サプリメント市場全体で最も大きいシェアを占めるカテゴリー。グミタイプサプリメントは幅広い年齢層に広く支持されており、2024年には約44%の世帯が利用している。

　サプリメントブランド「ネイチャーメイド」は28年連続で米国薬剤師が最も推奨するサプリメントブランドとして認知されており、近年特にグミタイプ製品が好調で、2024年ビタミングミ部門では最も成長（ドルベース）したブランドとなっている。

　新工場では、ネイチャーメイドのグミタイプ製品を製造するほか、敷地内に新製品の研究開発を行う「Gummies Innovation Center of Excellence」を併設した。新工場の設立により、生産体制の強化と需要拡大への対応を図るとともに、現地で225名の新規雇用を創出する。研究所では、グミタイプ製品の開発に加え、オハイオ州のコロンバスとニューオールバニー地域の関係団体と連携した取り組みを進める計画。