田中精密工業、婦中工場と米国で設備投資
2025年5月21日
田中精密工業は13日、婦中工場(富山県富山市)と米国グループ会社FT Precision inc.で設備投資を行うと発表した。
同社は中長期的な成長戦略の一環として、電動化時代に対応した製品製造のための技術革新と生産性向上を目的に、日本と北米で設備投資を行う。
婦中工場には約12億円を投資し、次期HEV用インバータ向けアルミ部品の生産設備と外観検査工程の完全自動化システムを導入する。AI技術を活用した検査システムにより、品質保証レベルの向上と作業効率化を図り、売上高約50億円を見込む。
北米のFT Precision inc.には約23億円を投資し、次期BEV用バッテリーモジュール向けアルミ部品の生産に対応するため、最新のアルミ鋳造マシンを増設し、工場内物流の自動化システムを導入する。2026年春の量産開始に向けた体制を構築し、売上高約100億円を見込む。
■ 設備投資概要
◇ 婦中工場
投資額:約12億円
投資内容:次期HEV用インバータ向けアルミ部品の生産設備と外観検査工程の完全自動化システムを導入
投資効果:本投資による総売上高見込み 約50億円
:AI技術を活用した検査システムにより、品質保証レベルの向上と作業効率化の両立
◇ 北米拠点(FT Precision inc.)
投資額:約23億円
投資内容:次期BEV用バッテリーモジュールに使用されるアルミ部品の生産に向け、最新鋭のアルミ鋳造マシンの増設と工場物流の自動化システムを導入
投資効果:本投資による売上高見込み 約100億円
:省人化と生産効率の大幅な向上を実現し、2026年春の量産開始に向けた体制を構築