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日本ゼオン、徳山工場の新設備着工

2025年7月15日

日本ゼオンは10日、徳山工場で植物由来などのエタノールから高効率でブタジエンを生成するベンチ設備の建設に着手したと発表した。

 新設備は2026年の稼働を予定しており、ベンチ設備で生成されたブタジエンからポリブタジエンゴムの試作を行い、社会実装に向けた取り組みを進める。2030年までに連続実証が可能なパイロット設備を導入し、2034年の事業化を目指す。

 この取り組みは、ゼオンと横浜ゴムが提案する研究開発テーマの一環であり、ゼオンがブタジエンゴムの試作を、横浜ゴムがそのゴムを使用したタイヤの試作と走行テストを行うことで、大規模実証に向けたデータ収集を進める計画。

■ 設備投資概要

所在地:山口県周南市那智町2−1(徳山工場)
設備:ブタジエン生成用ベンチ設備
起工式:2025年7月10日
稼働予定:2026年

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