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平林金属、鳥取県境港市に新工場建設

2025年7月14日

平林金属(岡山県岡山市)は8日、鳥取県境港市の自社所有地に新工場「平林金属 境港工場(仮称)」を建設すると発表した。

 今回、2050年のカーボンニュートラル実現を見据え、鉄鋼メーカーなどによるリサイクル鉄鋼原料の需要拡大に対応するため、機械加工が困難な大型鋼材を対象としたガス溶断専用工場を整備する。

 加えて、ガス溶断の技術者不足が深刻化している現状を受け、金属資源の循環促進とともに、技術者の確保と育成にも取り組む。新工場は、既存の山陰工場のガス溶断加工スペースの約1.5倍にあたる500㎡を確保し、職場環境の改善にも注力する。

 また、リサイクルポートに指定されている境港の立地を活用し、山陰地区だけでなく全国から大型鋼材などのリサイクル資源を集荷・加工することで、鉄鋼原料の国内循環への貢献を目指す。

■ 新工場概要

名称:平林金属 境港工場(仮称)
所在地:鳥取県境港市昭和町(昭和町工業団地内)
予定事業費:約7.5億円(鳥取県の産業未来共創補助金を活用)
敷地面積:16,626m²
建屋構造:鉄骨造1階建て
延床面積:753.9m²(ガス作業場:500m²、重機解体場:100m²、事務所棟:153.9m²)
着工予定:2025年9月
竣工予定:2026年3月

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