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富士フイルム富山化学、治験薬製造施設に新設備導入

2025年7月7日

富士フイルム富山化学は4日、富山研究開発センター内の治験薬製造施設に脂質ナノ粒子(LNP)製剤を製造する無菌製剤製造設備を導入すると発表した。

 設備導入により、mRNA医薬などの無菌製剤の初期開発治験薬製造サービスを2026年2月から開始し、CDMO事業のサービス拡大を図る。

 従来の中規模製造施設に加え、研究所内で機動的に治験薬を製造できる体制を強化することで、非臨床から臨床段階への移行を支援し、mRNA医薬の開発スピード向上に貢献する。

 今回の生産設備増強は、GMP管理に対応したLNP製造設備と無菌充填設備などが含まれており、富士フイルムグループのコア技術を活かし、製薬企業やバイオベンチャーのmRNA医薬の研究開発を包括的に支援する体制を強化する。

■ 設備投資概要

所在地:富山県富山市下奥井2-4-1(富士フイルム富山化学 下奥井サイト 富山研究開発センター内)
導入設備:GMP管理に対応した生産設備
    :LNPの製造設備
    :無菌充填設備 など
サービス提供開始予定:2026年2月

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