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JEM-JAPAN TECHNO、横手市に自動車部品の新拠点

2025年12月8日

JEM-JAPAN TECHNO(ジェムジャパンテクノ)は、ヴァレオジャパン秋田工場を引き継ぎ国内3拠点目の生産拠点として運営する。12月1日、秋田県は企業の誘致受入れを決定したと発表した。

 同社は韓国の大手自動車部品メーカーである珍迎電機の日本法人で、自動車用スイッチやパネル関連部品を主力とする。特に電装品であるリレーでは、韓国製の自動車のほぼ全てに同社製品が使用されている。さらに、トヨタ、日産、ホンダといった日本の大手自動車メーカー向けの部品でも多く採用されている。

 また、韓国、中国、メキシコ、インド、日本(茨城県2工場)に生産・開発拠点を持ち、グローバルな供給体制を構築してきた。日本国内では、車室内の各種操作スイッチを主力製品としている。

 秋田工場の取得は、ヴァレオジャパンの生産体制改革に伴う工場手放しを受けたものとなる。同工場の全従業員を引き継ぎ、既存製品の生産を継続する。

 秋田拠点では、国内主要自動車メーカー向けの車室内操作スイッチなど自動車部品の増産を行う計画としたほか、ペットボトル減容回収機の製造など新事業展開も見込む。

■ 設備投資概要

立地場所:横手市雄物川町大沢字根羽子沢52番地66号
総投資額:約2億7000万円
事業内容:自動車部品(スイッチ類)の製造
用地面積:53688m²
建物面積:6872m²
人員:操業時 63名、将来計画 86名
操業開始時期:2025年12月

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