ジャパンエンジンコーポレーション、アンモニア燃料エンジン新工場着工
2025年12月26日
ジャパンエンジンコーポレーション(J-ENG)は12月15日、本社工場内にアンモニア燃料エンジンの専用工場を建設すると発表した。
J-ENGは国際海運の脱炭素化に対応するため、次世代燃料エンジンの需要増加を見込んでいる。8月にはアンモニア燃料エンジン「7UEC50LSJA-HPSCR」の初号機を完成させ、10月に造船所へ納入するなど、新燃料エンジンの市場投入を進めている。
新工場建設に先立ち、本社工場内にある自動倉庫などの移設を含むグランドデザイン変更工事を行う。新工場は、環境省と国土交通省が連携して進める「ゼロエミッション船等の建造促進事業」に採択された生産能力向上プロジェクトの一環として整備する。アンモニア燃料をはじめとする新燃料エンジンの供給能力を高めるとともに、重油燃料エンジンとのプロダクトミックスを最適化し、供給責任を維持する狙い。
新工場の延床面積は5,475m²の鉄骨造。J-ENGは次世代燃料エンジンの早期市場投入と普及拡大を通じて、2050年の国際海運におけるカーボンニュートラル達成に貢献する。
■ 新工場概要
名称:アンモニア燃料エンジン専用工場
所在地:兵庫県明石市二見町南二見1番地38
延床面積:5,475.23㎡
構造:鉄骨造
地鎮祭:2025年12月15日
