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テクノフレックス、北海道苫小牧市に第二工場建設

2025年10月15日

テクノフレックスは14日、北海道第2工場(仮称)の建設に関する設計契約を内池建設と締結すると発表した。

 同社は2024年に北海道苫小牧市で第1工場を建設し、子会社のニトックスとTFEが半導体工場向けの消火用配管や真空配管などのプレハブ加工や配管部材の保管を行っている。しかし、第1工場の生産規模が当初計画を上回ったため、半導体関連以外の案件の受注を調整している状況となっていた。このため、同社は半導体プロジェクトへの貢献に加え、北海道内で進む都市再開発やデータセンター集積、グリーントランスフォーメーションなどにも対応し、道内産業の発展に貢献するため、第2工場を建設して北海道工場全体の規模を拡張する。

 第2工場の建設は、内池建設による第1工場での実績や提案内容、工期などを総合的に判断して再び同社に依頼する。2025年10月中に設計契約を結び、詳細設計を経て2026年2月に工事契約を締結、同年4月に着工し9月の完成を予定している。完成後、ニトックスはプレハブ加工設備を増強し消火用配管の加工・工事受注を拡大し、TFEは半導体以外の分野に対応するための設備導入を進める計画。

■ 新工場概要

所在地:北海道苫小牧市字柏原6番426 ※第1工場と同一敷地内
建設費用/資金計画:約3億円(税抜)/現金
敷地面積/取得価額:約7,100m²(約2,150坪)/約6,500万円 ※2023年取得
建築面積:約900m²(約280坪)
延床面積:約1,000m²(約300坪)
構造:鉄骨造2階建
※竣工後の北海道工場全体の延床面積 約2,300m²(約700坪)
工事契約締結予定:2026年2月
着工予定:2026年4月
完成予定:2026年9月

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