クラレ米子会社、米国で再生炭増産
2026年3月2日
クラレは2月28日、米国子会社カルゴン・カーボン社が米国オハイオ州コロンバス工場で再生炭生産設備を増設すると発表した。
活性炭は瀝青炭やヤシ殻などを原料とする多孔質の炭素材料で、水・大気の浄化用途で需要が拡大している。米国では飲料水向けの水質浄化需要が増加しており、2024年4月に米国環境保護庁が飲料水中PFAS物質に対する最大許容濃度を公表。2031年4月までの遵守を全水道事業体に求めていることから、PFAS処理需要の高まりに対応する必要が生じていた。
コロンバス工場では飲料用途向け再生炭の生産設備を増設し、年産1万2300t分の能力を上積みする。投資額は約100億円、2028年第1四半期の稼働開始を見込む。米国水道事業体におけるPFAS処理ニーズへの対応力を高め、活性炭の安定供給体制を強化する狙い。クラレグループは拡大する飲料水市場向けに環境関連ソリューションの提供を進める。
■ 設備投資概要
場所:米国オハイオ州コロンバス
投資金額:約1億ドル(約156億円)
事業内容:飲料用途向け再生炭の生産
生産能力:増設分 年産12,300トン
稼働時期:2028年第1四半期予定
