タキロンシーアイ、兵庫で半導体向け新棟着工
2025年12月15日
タキロンシーアイは12月11日、半導体製造装置向け樹脂プレートの安定供給に向け、兵庫県たつの市の網干工場でプレス南棟の建設を開始したと発表した。
世界的な情報通信技術の進展でデータ社会への移行が進み、デジタル技術の活用が拡大する中、半導体と半導体製造装置の需要は今後も成長が見込まれている。同社高機能材事業で扱うFMプレートなどの樹脂プレート製品は、難燃性、耐薬品性、制電性を備え、半導体製造装置の部素材として不可欠となっていることから、生産能力の増強投資を行う。
新棟は網干工場内に建設し、着工日は2025年12月9日、竣工は2027年春を予定する。完成後の生産能力は年2000tとし、半導体製造装置向け樹脂プレートの増産体制を整える。プレス南棟の稼働により、需要拡大に伴う供給不足リスクを抑制し、安定供給体制を構築する。
■ 新工場概要
所在地:兵庫県たつの市御津町苅屋1455(網干工場内)
事業内容:半導体製造装置向け樹脂プレートの生産
生産能力:2000t/年
着工:2025年12月9日
竣工予定:2027年春
