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三井化学東セロ、台湾で半導体製造工程用テープの増産

2021年4月12日

 三井化学は8日、100%子会社の三井化学東セロが台湾で半導体製造工程用テープ「イクロステープ」の生産能力を増強すると発表した。

 今回、既に2020年1月より営業運転を開始している、台灣東喜璐機能膜股份有限公司で実施する。台湾での生産能力は2倍以上となり、国内の名古屋工場と合わせ、「イクロステープ」の大幅な供給能力の拡充を図るとともに、BCP体制の強化にも繋げる。

 「イクロステープ」は、半導体製造工程に用いられる保護テープとして、特にシリコンウエハーの裏面研削工程用で世界トップシェアを有している。

 近年、半導体市場はコロナ禍によるテレワークの拡大など生活様式の変更に伴い、PCやデータセンター向けの需要が増大している。また5Gの本格化に伴い基地局や携帯端末の伸長等で需要拡大が見込まれ、今後も引き続き高い成長が見込まれている。

■ 設備投資概要

会社名:台灣東喜璐機能膜股份有限公司
所在地:台湾・高雄市路竹区 南部サイエンスパーク高雄パーク
生産品目:半導体製造工程用テープ「イクロステープ」
生産能力:760万㎡/年(増設後)
着工予定:2021年8月
営業運転開始予定:2023年10月

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