メガネトップは9日、福井県鯖江市に国内最大級となる新工場を建設すると発表した。

　国内のメガネフレーム製造拠点の海外流出や高品質フレームの安定供給が難しい状況を業界全体の課題と捉え、また鯖江が世界的産地でありながら人材不足や高齢化といった構造的問題に直面していることを背景に、新工場をマザー工場として建設する。敷地面積は13,197㎡で、2026年1月に着工、2027年7月の稼働開始を予定している。

　新工場では全工程を公開するオープンファクトリーとし、製造工程を一般にも公開することで品質と供給体制の安定化や技術継承に取り組む。また、店舗や飲食施設、体験施設を併設し、地域活性化や観光資源としても機能する拠点を目指す。