ジオレ・ジャパン、末広工場の新棟稼働
大栄環境は1日、子会社のジオレ・ジャパンが末広工場に増設した新棟を稼働させたと発表した。
ジオレ・ジャパンは汚染土壌の調査・コンサルティングから浄化・再利用事業を兵庫県尼崎市で展開している。
末広工場では既に港湾施設を増強し、大型船による海上輸送が可能となっていたが、今回約82m×約39mの工場棟を増設し、その内部に乾式磁力選別処理設備を導入した。今年8月27日に汚染土壌処理業変更許可証を受理しており、9月から新施設の運転を開始した。
これまで同工場の既存建屋で行っていた分別等処理に加え、新たに乾式磁力選別処理、化学脱着処理、不溶化処理が可能となった。
■ 新工場概要
所在地:兵庫県尼崎市末広町1丁目2―2
施設の種類:工場棟 / 鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)約82m×約39m
:処理設備 / 乾式磁力選別処理設備一式
:その他 / 計量設備等、付帯設備一式
許可の種類:浄化等処理施設(磁力選別、化学脱着、不溶化)
:分別等処理施設(異物除去、含水率調整)
許可品目:①浄化等処理施設(浄化(抽出-磁力選別))2,640t/日
水銀とその化合物、ほう素とその化合物を除く第二種特定有害物質※1
②浄化等処理施設(浄化(抽出-化学脱着))2,640t/日
第一種特定有害物質※2
③浄化等処理施設(不溶化)2,640t/日
第二種特定有害物質※2
④分別等処理施設(異物除去・含水率調整)2,640t/日
第一種、第二種とPCBを除く第三種特定有害物質※2
(参考:増設前の許可品目)
①分別等処理施設(異物除去、含水率調整)1,920t/日
第一種、第二種とPCBを除く第三種特定有害物質
※1第二溶出量基準以下と土壌含有量基準以下
※2濃度上限なし
運転開始:2025年9月