工場・物流施設を中心とした設備投資情報を配信

トヨタ自動車、ポーランドの2工場を増強

2016年10月24日

 トヨタ自動車(愛知県豊田市)は20日、トランスミッション・エンジンなどを生産するポーランドの2工場の設備を増強すると発表した。総投資額は約1億5千万ユーロ(約171億円)。

 今回、トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・ポーランド(Toyota Motor Manufacturing Poland Sp.zo.o 以下:TMMP)にて、2018年からハイブリッド用トランスアクスルの生産を開始する。

 また、同国にあるディーゼルエンジン生産工場、トヨタ・モーター・インダストリーズ・ポーランド(Toyota Motor Industries Poland Sp.zo.o. 以下:TMIP)にて、2017年から1.5Lガソリンエンジンと、2019年からは2.0Lガソリンエンジンの生産を開始する。

 現在、欧州生産のハイブリッド車には、日本で生産したハイブリッド用トランスアクスルを搭載しているが、2018年からは、TMMPに生産移管し、オーリス・ハイブリッドとオーリス・ツーリング・スポーツ・ハイブリッドに搭載する。また、2016年末に生産開始となる新型クロスオーバー「TOYOTA C-HR」のハイブリッド車にも、今後搭載を予定する。

■ 設備投資概要

投資額:約1億5千万ユーロ(約171億円)

◇ トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・ポーランド
名称:Toyota Motor Manufacturing Poland Sp.zo.o(TMMP)
所在地:ポーランド共和国ドルヌィ・シロンスク県ヴァウブジフ市
生産品目:ハイブリッド用トランスアクスル
生産開始予定:2018年

◇ トヨタ・モーター・インダストリーズ・ポーランド
名称:Toyota Motor Industries Poland Sp.zo.o.(TMIP)
所在地:ポーランド共和国ドルヌィ・シロンスク県イェルチ・ラスコビツェ市
生産品目:1.5Lガソリンエンジン、2.0Lガソリンエンジン
生産開始予定:2017年に1.5Lガソリンエンジン
      :2019年に2.0Lガソリンエンジン

このエントリーをはてなブックマークに追加