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阪急阪神ホールディングス、シンガポールの物流倉庫を開設

2017年5月29日

 阪急阪神ホールディングスは25日、シンガポール西部のジャランブロー地区で建設を進めていた物流倉庫「阪急阪神ロジスティクスセンター(Hankyu Hanshin Logistics Centre)」の営業を、5月29日より開始すると発表した。

 開発地は、シンガポール市内中心部や既存の港湾地区からのアクセスに優れていることに加え、シンガポール政府が2020年代初頭から順次供用開始する予定のトゥアス(Tuas)新港にも近く、物流拠点として高い競争力を有している。

 施設は、阪急電鉄および阪神電気鉄道が共同で設立した現地法人「阪急阪神プロパティーズ シンガポール」が建設した物流倉庫で、アセアン地域において同社グループが保有する物流倉庫としては、インドネシアに続き2件目となる。

 施設内は、高機能な設備とシステムを整備し、これまでのノウハウや各種ライセンスを活用することで、電子部品、ヘルスケア・医療機器、医薬品、自動車関連品、加工食品、最終消費財、eコマース市場関連商品など様々な商品需要に対応する。

 また、国際物流ネットワークにおけるアセアン地域のハブと位置付け、国際輸送事業を担う現地法人「阪急阪神エクスプレス シンガポール」が主要な運営主体となってロジスティクス事業の拡大を目指すほか、阪急電鉄・阪神電気鉄道も物流不動産事業を展開していく。

■ 物流施設概要

会社名:阪急阪神プロパティーズ シンガポール
所在地:38 Jalan Buroh(ジャランブロー)Singapore 619504
敷地面積:19,154㎡
延床面積:47,885㎡
構造:鉄筋コンクリート造9階建て
着工:2015年9月14日
竣工:2017年5月11日
開業:2017年5月29日

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