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プロロジス、兵庫に「プロロジス猪名川」を計画/開発面積45万m2

2017年6月20日

 プロロジス(東京都千代田区)は16日、兵庫県川辺郡猪名川町で、先進的物流施設の集積拠点となる産業団地「プロロジス猪名川プロジェクト」造成工事の起工式を行ったと発表した。

 猪名川町は、町南部に位置する約44.5haの町有地を産業拠点地区と位置づけ、開発事業者となる民間事業者を2015年7月に募集していた。

 プロロジスは、物流施設の集積拠点を開発、運営する提案を行い、優先交渉事業者に選ばれた。2017年2月には「猪名川町産業拠点地区まちづくり基本協定書」を猪名川町と締結。同年3月に開発許可を取得し、16日より、造成工事に着手した。

 敷地内には、複数企業が入居するマルチテナント型施設を1棟、設計段階から特定企業の専用施設として開発するBTS(ビルド・トゥ・スーツ)型施設を4棟、合計5棟の物流施設を開発する計画。2019年11月末の造成工事完了後、順次、建物の開発に着手し、第1棟目の施設は2021年の春~夏頃を予定している。

 開発は、事業区域の30%の緑地を保全する環境に配慮した開発であると同時に、周辺住民の方や施設で働く人が利用できる約4,000㎡の公園や、ドクターヘリの発着や災害時の消防活動拠点・避難拠点として活用可能な約8,000㎡を超える防災広場を整備し、猪名川町へ提供する。

 開発においては、国交省の推進するi-constructionに積極的に取組み、最新の情報化施工技術を採用する将来の施設計画は、再生エネルギーの積極的活用、エネルギーマネジメントなど、サスティナビリティに配慮した計画となっている。

■ 物流施設概要

プロジェクト名称:プロロジス猪名川プロジェクト
開発地:兵庫県川辺郡猪名川町肝川・差組地内
開発区域面積:約452,000㎡(約137,000坪)
計画総延床面積:約258,000㎡(約78,000坪)
計画施設:マルチテナント型施設1棟
    :BTS(特定企業専用物流)型施設4棟
事業期間:2015年度~2025年度
造成工事開始:2017年6月
造成工事完了、第1棟開発着手:2019年11月末
第1棟竣工予定:2021年春~夏

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