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ホンダ、パキスタン二輪車工場の生産能力を拡大/年120万台を生産

2015年11月4日

 本田技研工業(東京都港区)は2日、パキスタンにおける二輪車生産・販売合弁会社であるアトラスホンダ・リミテッド(AHL)が、二輪車の生産能力を今後3年間で現行の60万台から120万台まで拡大すると発表した。

 現在AHLは、パキスタン南部カラチ市に年間生産能力15万台、北東部シェクプラ市には同60万台の生産工場がある。増強するのは、シェクプラ工場で、2016年10月の稼働開始を目指して1ラインを増設し、その後段階的に能力の拡大を図る。ラインの増設と体質強化などを含めた3年間の総投資額は約5,000万USドル(約60億円)、新規雇用は約1,800名の予定。今回の増強で、AHLの年間総生産能力は合計135万台となる見込み。

 パキスタンの二輪車市場は、総人口約1億9,000万人に対して、直近の数年は130万台前後で推移していたが、今年に入り急速なペースで成長。今回の生産能力拡大により、AHLはさらなる成長が期待されるパキスタンの二輪車市場に対応していくとしている。

■ 増設概要(シェクプラ工場)

会社名:アトラスホンダ・リミテッド
所在地:パキスタン・シェクプラ市
投資額:3年間で約5,000万USドル(約60億円)※1USドル=120円で換算
新規雇用予定:約1,800名
生産能力/年:120万台
稼働開始予定:2016年10月

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