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大王製紙、国内2工場に200億円投資

2019年9月27日

 大王製紙は26日、川之江工場(愛媛県四国中央市)と可児工場(岐阜県可児市)の2工場で衛生用紙生産設備を増設すると発表した。

 投資額は約200億円。衛生用紙を月産約4,500トン増やす。営業運転開始は2021年9月を予定。設備投資に関する資金は借入金等による調達を計画している。

 川之江工場には、国際貿易港に隣接する三島工場から供給されるコスト競争力の高いパルプ・エネルギーを使用する、高速且つ幅広の抄紙設備を増設する。

 可児工場には、国内で需要の多い首都圏から関西圏エリアへの製品供給にフレキシブルな対応ができる立地を生かし加工設備を増設する。

 今回の増設により既存設備を含めた生産バランス等を調整することで、ティシュー、トイレット、キッチンの全品種を国内に安定供給する。また、川之江工場で生産した衛生用紙は、海外生産拠点に原反で輸送し中国を中心としたアジア地区での拡販ができる体制とする。

■ 設備投資概要

所在地:愛媛県四国中央市妻鳥町201(川之江工場)
   :岐阜県可児市土田500(可児工場)
投資額:約200億円
事業内容:衛生用紙の製造
生産能力:約4,500トン/月
営業運転開始予定:2021年9月

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