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西部ガス、福岡市の油山研修所を建て替え

2020年9月29日

 西部ガスは28日、福岡市城南区の油山研修所の建て替えを行うと発表した。

 今回、老朽化した現研修所(1972年建設)を解体して同一敷地内に新たな研修所を建設するもので、新研修所は、グループ中期経営計画「スクラム2022」の重点取り組みとして掲げている「グループ経営基盤の強化」の実現に向けて、新たな西部ガスグループの人財育成の拠点として整備する計画。

 現研修所は主に西部ガスの研修を行う施設だが、新研修所はグループ各社の研修にも利用するとともに、グループ横断的な研修も行う予定。

 新研修所は、宿泊型の研修が行える研修所で、研修室のほか、食堂や浴室、宿泊室を設置する。3室ある研修室の壁は可動式となっており、研修の規模や内容に合わせ連結して使用することができるほか、研修室に面した食堂側の壁を開放することで一体空間の大きなスペースとして活用することも可能。

 また、新研修所は大規模自然災害などが発生した際の、復旧作業時の応援者の宿泊拠点としても活用する予定。

■ 施設概要

所在地:福岡県福岡市城南区東油山3-28-15
投資額:約7億円(既存建物解体工事を含む)
敷地面積:約6,250㎡
延床面積:約1,000㎡
構造:鉄骨造 地上2階建て
施設内容:研修室(3室)、宿泊室(1名×36室・6名×2室)、食堂など
主な設備:GHP、ガス衣類乾燥機、業務用給湯器、業務用厨房機器、非常用発電機など
着工予定:2020年12月
完成予定:2022年3月(既存建物解体期間を含む)

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