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九州プラスチック工業、熊本県玉名市でポリエチレン製排水管の増産

2022年10月12日

 デンカは11日、子会社の九州プラスチック工業が製造しているポリエチレン製排水管「トヨドレン」を増産するため、新たな用地を取得し、製造設備の移設と新規設備の導入を行うと発表した。

 ポリエチレン製排水管は、各種インフラ整備における地下水の集排水用として年々用途が拡大している。水田の大区画化・汎用化整備による生産性の向上や、河川の緊急治水対策、高速道路4車線化等の国土強靭化工事による災害復旧と防災・減災対策など、社会資本整備に寄与する製品として需要量の増大が見込まれている。

 トヨドレンは国内でトップとなる3割以上のシェアを獲得しており、製造拠点は九州プラスチック工業の他、デンカの千葉工場(千葉県市原市)と美唄分工場(北海道美唄市)を合わせた3カ所となっている。

 今回の九州プラスチック工業での新用地への製造設備移設と新規設備導入により、同工場の生産能力を現行より約6割、在庫能力を2倍以上増強し、供給体制の更なる安定化に繋げる。

■ 設備投資概要

所在地:熊本県玉名市三ツ川地内(玉名市三ツ川産業団地)
投資予定額:約23億円
投資内容:用地取得および建屋新設による、トヨドレン製造設備の移設・新規設備導入
稼働予定:2025年度上期

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