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日本ガイシ、名古屋市の本社地区に研究開発棟/100億円投資

2022年11月28日

 日本ガイシは24日、名古屋市瑞穂区の本社地区に新研究開発棟を建設すると発表した。

 新棟は、無線通信や光デバイス用、自動運転向け車載センサー用などの新規ウエハー、半導体実装装置用マイクロヒーターなどのDS関連新製品の開発を行う。今後需要が見込まれる8インチサイズのウエハーに対応した接合・加工設備を導入するほか、最先端の半導体プロセスの分析や実験を行えるクリーンルームを設置する。

 また、屋上に太陽光発電設備を設置するなど、省エネルギーにも取り組む。将来的には壁面にペロブスカイト太陽電池を設置し、建物全体で発電した再生可能エネルギーを利用しCO2排出量削減を目指す。

 同社グループは、2030年に新事業化品売上高1,000億円以上を目指す「New Value 1000(NV1000)」も掲げており、達成のため2021年度から10年間で3,000億円を研究開発に投資する計画。取り組みの一環として新研究開発棟を建設し、設備の充実化を図ることでDS関連製品の開発を加速させ、NV1000のうちDS関連の新製品売上高500億円を目指す。

■ 新研究開発棟概要

所在地:愛知県名古屋市瑞穂区須田町2番56号(本社地区内)
設備投資額:約100億円
建築面積:約1,800㎡
延床面積:約7,200㎡
用途:DS関連の新製品開発
稼働開始:2025年6月

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