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環境のミカタ、焼津市の工場増設

2022年12月12日

 環境のミカタは11月29日、静岡県焼津市のアースプロテクションセンター第三工場の増改築と新棟の建設を発表した。

 同社グループは静岡県を中心として、廃棄物収集運搬・処分事業、リサイクル事業、行政受託事業(環境コーディネート事業)を主な業務として事業展開している。

 昨今のプラスチック廃棄物による海洋汚染や、プラスチック資源循環法施行と共に高まるリサイクルとリデュースへの意識もあり、プラスチック廃棄物による環境負荷低減を求める声は大きくなっている。

 同社は、プラスチックの固形燃料化リサイクル事業に15年以上の実績があり、現在もプラスチック廃棄物のリサイクルに尽力している。高まるリサイクルへの意識は、同地域のプラスチック廃棄物の課題となっており、その需要に対応するため、既存工場増改築と同工場内に中間処理施設の新設を決定した。

■ 設備投資概要

◇ 既存工場増改築
施設名称:アースプロテクションセンター第三工場
所在地:静岡県焼津市利右衛門字天王1049番地1
総投資額:約2.2億円
施設の種類:廃棄物中間処理工場
増築面積:332.5㎡(増築後合計面積3,158.7㎡)
構造:鉄骨造
着工:2023年2月
竣工:2024年3月

◇ 中間処理施設(増築後の工場内に新設予定)
施設名称:アースプロテクションセンター 第三工場固形燃料製造施設
所在地:静岡県焼津市利右衛門字天王1049番地1
総投資額:約6.7億円
施設種類:廃棄物中間処理施設(プラスチックの固形燃料化リサイクル施設)
施設規模(計画処理能力):廃プラスチック類100t/日、木くず101.2t/日、紙くず98.4t/日、繊維くず98t/日、動植物性残さ101.2t/日
固形燃料生産量:最大26,000t/年
二酸化炭素抑制効果化石燃料対比年間削減量:19,760tCO2(一般炭と比較)
着工予定:2023年7月
竣工予定:2024年3月

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