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UBE、宇部ケミカル工場と堺工場で設備投資

2023年1月31日

 UBEは30日、宇部ケミカル工場内のガス分離膜用ポリイミド中空糸製造設備と堺工場内のガス分離膜モジュール製造設備を増設すると発表した。

 UBEのガス分離膜事業は、水素分離膜、除湿膜、窒素分離膜、CO2分離膜、有機蒸気脱水膜など幅広い用途に応じたソリューションを提供している。

 UBEの分離膜はポリイミド製で高耐久性に強みを持ち、中空糸を宇部ケミカル工場で、モジュールを宇部ケミカル工場と堺工場で製造している。

 近年では再生可能エネルギーの利用拡大を背景として、バイオガスから二酸化炭素等を除去し、燃料となるバイオメタンを抽出するCO2分離膜の需要が欧州・北米を中心に急速に高まっており、今後も世界的な市場拡大が続くと見込まれることから、増設と既存設備の能力向上により生産体制を強化する。

 いずれも2025年度上期に稼働予定で、生産能力は現行比で約1.8倍となる。

■ 設備投資概要

生産能力:現行比で約1.8倍
稼働予定:2025年度上期

◇ 宇部ケミカル工場
所在地:山口県宇部市大字小串1978-10
設備:ガス分離膜用ポリイミド中空糸製造設備

◇ 堺工場
所在地:大阪府堺市西区築港新町3丁1番地
設備:ガス分離膜モジュール製造設備

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